こんばんわ。


今回は、うつ病では、なくて、
躁うつ病について、書きたいと思います。


あたしは、躁うつでは、ないので、あまり詳しくはないですが、
ぶっちゃけると、うつ病より厄介な病気です。

あたしが、入院している時に出会った、躁うつ病の患者さんのことを
あたしなりに分析して書きたいと思います。
あと、自分で図書館で借りた本でも少し勉強したので
それも踏まえて書きますね。



躁うつ病(双極性障害)。
いわゆる、テンションが上がったり、下がったりするというとわかりやすい
ですかねぇ。
躁状態というのが、また、とても厄介なのです。
すごく、気持ちが上がってしまっているので、
大きな買い物をしてしまったり、すごいポジティブに物事を捉えます。
そして、あたしの知ってる患者さんの場合は、
すごく、人に親切にしたがるし、やたら、人と話したがります。
しかし、その状態になってると空気が読めないので
相手の傷つくことも平気で言ってしまったりもします。
そして、人と話せば話すほど、テンションが上がっていってしまうのです。
その人に親切にしたがるというのも、結構余計なお世話的な部分が
多かったりします。
それだけだったら、いいんですけど、
躁うつの怖いとこは、躁状態で上がれば上がるほど
うつ状態になった時の反動が大きいことです。
なので、いきなり、うつ状態になったら、
即、自殺未遂や、自傷行為につながることが大きいということです。
なので、とても、躁うつ病の人と付き合うのは、
大変だったりします。
あたしの知ってる患者さんは、いろいろ問題が多くて、
看護師さんの間でも、注意人物になっていました。



もう、50代になる女性の患者さんだったんですけど、
もう、ほとんど、子供返りしてしまってるような状態でした。
なので、家に帰っても、80過ぎの両親に甘えきってしまって、
自分よりも、家族の誰かが優先されることが、
とても、不愉快らしく、ワガママになってしまうのだそうです。
それで、人の関心をひくために
自殺未遂や自傷行為などをしていたそうです。
なので、家の方でも、帰ってこられると、大変だからということで
彼女は、もう4年も入院したまま、外出許可がもらえない状態でした。
でも、夏の40度近くなる日でも、80過ぎの母親に
毎日、面会にきてほしいとダダをこねたりしていました。
それで、主治医の先生が、もう、ご両親も若くないので
この暑い中、毎日は、大変だからといい、
月に1回ぐらいの面会になったのです。
それが、決まった時は、大泣きをしてしまって
なだめるのが、大変でした。



そうなると、もう、手がつけられなくなり、
保護室行きになってました。



保護室というのは、あたしは、入ったことはないのですが、
見たことは、あります。
ホントに刑務所の個室と一緒です。
床に布団が置いてあり、トイレがあり、
扉には、鉄格子。
そして、自傷行為や暴れる患者さんには、拘束具がつけられます。
そこに彼女が、長い時で2ヶ月ぐらい居たことがありました。
なんか、夜になると、騒ぐらしいです。
もう、そこにいる患者さんは、正気を失ってることが、多く、
何をするのか、わからないので、
食事とかも鉄格子の下のとこに窓みたいなのが、あって
そこから、入れるようにしています。
たぶん、みなさんのイメージしてる精神科の病棟というのが
こういった感じなのかもしれないかと思います。
光も入ってこないので、ほとんど、薄暗い感じのところです。



だいたい、精神科に緊急入院してくる患者さんは、そこに入れられて、
落ち着いてから、病棟の方にくるという感じになっています。
あたしが、いた病院では、そこは、別荘とゆるい感じで患者さんの中では、
呼ばれてました。



別荘行きだけは、避けたいですね。。。